2011年5月の日記

衣替え
5月26日(木)
ホームページ立ち上げ以来、初めて全面的な衣替えをしてみました。コンテンツは変更ありません。

文章主体のサイトにも関わらず、下地の背景色の関係で文字が見づらかったと思いますので、色を変えるついでに、今までのシャープな雰囲気から、真逆のほのぼの系の雰囲気に変えてみました。

ちょっと気分を変えてみたかったというのもありますが、勉強とは無関係の作業を一心不乱にやってみたかったというのが本当の理由です。勉強は、日々崖を素手で登ってはずり落ちてというのを繰り返すような感じで、日によっては登った以上に落ちることもあり、次第に登っているのか落ちているのか分からなくなります。こういう生活をしていると、”目に見える成果物”が欲しくなるものです。

アタック25
5月22日(日)
先日、36年間アタック25の司会を務められてきた俳優の児玉清さんが亡くなりました。春先から児玉さんが入院して、番組はアナウンサーが代役をつとめてきましたが、やはり代役では全然ダメなんですね。こう独特の雰囲気が全然違うというか…。

昨今のクイズ番組は芸能人が解答者となって行われるものが大半で、TVを観ている側は何が楽しいんだか分からないものばかり、そんな中でアタック25は数少ない一般者参加型のクイズ番組で、私は小さい頃からクイズ番組が結構好きで、アタック25はずっと観てきました。何といってもこの番組のいいところは、クイズの内容が、超マニアックだったり超難問だったりせず、一般常識の範囲内だということです。「分かりそうで分からない問題」が多いので、なかなかよい頭の体操にもなります。

今日は追悼番組をやっていましたが、来週からは代役のアナウンサーが正規の司会として番組を継続するそうです。でも、アタック25は児玉さんでもっていたようなものだから、近い将来、終了することになるでしょうね。おそらく次の番組編成期に全くの別番組になるか、別の大物司会?を新たに据えて大幅にリニューアルされることになるでしょうね。うーん、残念だ…。

出願
5月18日(水)
今日、今年度の司法書士試験の願書を郵送で出してきました。まだ大半の科目は全く手をつけることができていないので、当然のことながら、時間配分等の予行演習はできませんし、”とりあえず履修済み”の科目についても、十分なアウトプットをこなしきれていないことから、まだ点数に結びつかないと思いますので、今回はあくまでも「経験値を上げること」だけが目的です。結果は午前の択一で足切られて、午後の択一、書式(記述)は採点すらされないことは分かり切っていますが、予備校から解答速報が出ますので今まで勉強した分の効果測定はある程度できると思いますし、1回限りの大切なリハーサルですので、有効な経験となるようにしたいと思っています。

実は今週の金曜日が出願〆切で、ギリギリになって出願しました。別に受験を迷っていたわけではありません。どの試験でもそうですが、早く出願する人の教室(会場)は、頭から湯気を出しているような気合い入りまくり人ばかりで、しかも欠席者もほとんどいないと言われています。これは人それぞれだと思いますが、私は自分の性格からして、周囲の影響を受けにくい”普通”の環境(とは言っても、本試験独特の異様な雰囲気があることには変わりがないでしょうけど…(+o+))で、しかも欠席者もそれなりにいて比較的ゆったりとスペースを使える方がいいのではないかという判断をしました。その点についても検証が必要ですからね。

まあ、いずれにしても今年度はお気楽です。どう足掻いてもできませんから…。

日帰りドライブ
5月16日(月)
今日はかーやんがGW中に休日出勤した分の代休が取れたので、3人で富士五湖方面へドライブに行ってきました。久々に本気モードで計画を立てました。五月晴れとはいきませんでしたが、天気にもまずまず恵まれ、なかなか充実した1日になりました。

■忍野八海
ここは何度も訪ねているところですが、歳を追うごとにだんだん良さが分かってきました。ゆーたんにはつまらなかったようです…まあそりゃあそうだと思います、地味ですからねえ。今回は時間をとって散策しましたので、今まで行ったことがない沼もあったような気がします(記憶が欠落しているだけ?)。


■さかな公園
忍野八海のそばにある公園で、園内に「富士湧水の里水族館」というのがあります。ここはゆーたんのために来ました。どうせあまり種類もいなくて小規模のものだろうからと期待していなかったのですが、人がいなくて静かな水族館って非常に癒されます。首都圏の水族館では平日と言えど、人がほとんどいないということはあり得ないので、地方の水族館ならではでしょうね。公園内もきれいに整備されていて、四阿で持参したお弁当を食べました。日曜日が初夏のような陽気でしたので、油断していました…薄着で来てしまって、寒くてたまりません…。


■鳴沢氷穴・富岳風穴
このエリアに来た時のおなじみの場所です。ゆーたんは初めてです。元気に洞内を歩きました(ゆーたんが一番元気だったかも)。やはりこういうところに来るなら夏ですね。今の季節だとまだ洞内は零度なんです…。私は半袖Tシャツに長袖シャツを着ていただけでしたから、15分が限度です…。ゆーたんとかーやんはたまたま車に載せてあったブランケットを羽織って行きました。


■懐かしい場所
その後、西湖の周りをドライブしていたら、私が大学1年、かーやんが大学2年の時にオーケストラの夏合宿で訪れた宿を見つけました(別棟に音楽ホールがある音楽団体向けの宿です。まだつぶれていないということは意外に繁盛しているようです)。この合宿中は何故かレクリエーションの時間があって、みんな手漕ぎボートに乗りました。だんだんエスカレートしてきて、水の掛け合いになり、ほとんどの人がずぶ濡れに…。宿の人には「あんたたち、バカじゃないの!?」って言われました(^_^;)。この時の合宿はかーやんが合宿係だったそうです(下見と称して事前に宿泊する役得があります)。私達の大学のオケは、3年生がオケを運営する役職に就き、1・2年生はその下部組織にあたる係を割り当てられます。ちなみに私は自分が何係をやっていたのか全く覚えていません、こういうことは比較的よく覚えている性質なんですけど…。


■富士眺望の湯「ゆらり」
今日のメインイベントです。3人ともこれを楽しみに富士五湖までやってきました。ゆーたんが「”まいあ色”(昨年の12月11日の日記参照)の空の中、富士山を見ながら温泉に入りたい」というので、西湖のドライブはそのための時間調整でした。太陽が出ていなかったので残念ながら夕暮れは”まいあ色”にはなりませんでしたが、五右衛門風呂、岩風呂から真っ正面に富士山を見ながら入る温泉は格別でした(^^)v。しかも、どの風呂に入ってもゆーたんと二人っきりと、貸し切り状態です。今までいくつもの日帰り温泉に行きましたが、ここはやはりベスト3に入っていますね。ネットで割引券を入手すれば入浴料は1,000円です。富士五湖方面にお出かけの際は是非とも行ってみてください。おススメです!

大津事件
5月11日(水)
大津事件というのをご存じでしょうか。日本史か政治経済で習って記憶に残っている方もいらっしゃるかと思います。120年前の今日の出来事です。後にロシア帝国の最後の皇帝となるニコライ2世が皇太子の時に日本を訪れて、警備にあたっていた巡査・津田三蔵にサーベルで斬りつけられて重傷を負った事件です。

何故、この事件が日本史や政治経済の授業で取り上げられるかというと、それはもちろん深刻な外交問題に発展しかねない事件だったということもありますが、特にその裁判において大きな意味を持つ事件だったからです。

当時の日本の刑法では、外国王族に危害を加えた場合の規定がなく、また一般人に対する殺人未遂罪をそのまま適用すると最高刑でも無期懲役でした。ところが、政府はロシアとの関係悪化、そればかりではなく、これを言いがかりにして日本を植民地化するのではないか等を非常に危惧します。当時の日本はアジアの小国に過ぎません。大国ロシアからすれば、吹けば飛ぶような小国です。また今回のニコライの訪日は、シベリア鉄道の起工式のためインドからウラジオストクに行く途中に立ち寄り、表向きの目的は観光でしたが、日本への侵略を先に見据えての日本に対する示威行動でもあったのです。こういう状況を踏まえると、何としても津田三蔵を死刑にしなければならなかったわけです。そこで、旧刑法第116条(「天皇、三后(太皇太后、皇太后、皇后)、皇太子ニ対シ危害ヲ加へ、又ハ加ヘントシタル者ハ死刑ニ処ス」)を準用して死刑にせよという流れになります。

ところが、当時の大審院(現在の最高裁)院長・児島惟謙は、「刑法116条は国家統合の中心たる皇室に危害を与えることは国家の安寧と秩序を害することであるから特別に設けられているのであり、条文上、外国の皇族に適用することは不当である」として松方正義総理大臣からの要求を突っぱねます。これが世にいう「司法権の独立」というものです。

一つ間違えれば、日本という国家が消滅することになっていたかもしれないのに、なぜ児島惟謙は死刑を回避することにこだわったのか…当時、日本は諸外国に治外法権を認めていました。要は法治国家として未成熟な日本の法律で外国人を裁かせないようなルールができていたということです。まさに国家として半人前の扱いです。日本が国際社会の中で一人前として認められるには、法治国家として国際的な信頼を勝ち取らなければなりません。ここで、また法の解釈を捻じ曲げてしまえば、一時的にロシアとの一触即発の状況を回避できるかもしれませんが、一方で日本の司法制度の信頼を揺るがすことになりかねません。

そして、司法は内閣、立法からの干渉に屈することなく、津田三蔵は謀殺未遂罪で無期懲役に処せられました。こうした先人たちの礎が、それから50年あまり経ってから、日本国憲法の中で「司法権の独立」として受け継がれることとなりました。

五月晴れ
5月8日(日)
今日はGW最終日。いいお天気だったので、昨晩の残り物をお弁当箱に詰めて相模原公園・麻溝公園(2つの公園がつながっている)にピクニックに行ってきました。この公園はゆーたんが生まれて最初にお出かけ(近所の公園を除く)をしたところです。新緑が目にしみるようでした。ここは県立ですが、植木や花はボランティアが相当頑張って手入れをしてくれているようで、非常にきれいです。ちなみに、入園料も駐車場も一銭もかかりません。



ツツジもあちらこちらで満開でした。蜜の吸い方を教えてやったら、「たべほーだい〜♪」とか言って、すっかりハマっていました。後日談として、翌日の保育園のお散歩で近所の公園に行った時に、お友達にも教えてあげてかなり盛り上がったようです。その公園のツツジが”乱獲”されていないとよいのですが…(^_^;)。


ちょっとした動物とのふれあいゾーンもあります。動物園みたいには種類が豊富じゃありませんが(まあ無料なので)、意外にもちょっと変わった動物たち(ワオキツネザル、リスザル、コンゴウインコ、クジャク、ワラビー等々)もいました。


この公園は小さい子連れだったら、1日居ても持てあまさないと思います。広場には事欠かなく、その他アスレチックや100円でポニーの乗馬体験もあります。おススメです!最高の五月晴れで、家族共々よい気分転換になったのではないかと思います。

(おまけ)
ゆーたんからかーやんへの母の日のカーネーションです。


恒例行事
5月5日(祝・木)
今日は実家の庭でBBQ。実家に過度な負担がかかるので、今年は各家一品持ち寄りになりました。我が家はきゅうりと竹輪の胡麻酢和えとジャーマンポテト、妹一家は色とりどりの各種サンドウィッチを持ってきました。実家はBBQで焼くものやサラダや各種おつまみや柏餅やフルーツポンチ等々、たくさん用意してくれました。いやあ、今回も質量ともに充実していました。

一つ残念だったのは、この時期にしてはちょっと寒かったことですね。子どもたちは庭を駆け回ったり、池のおたまじゃくしを見て興奮していたから、あまり寒さを感じなかったようですが、ひたすら食べておしゃべりしている大人には長時間はちょっと厳しい…、おそらく庭の掃除等用意が大変だったと思いますが、早々に家の中に引き上げることになってしまいました。例年だと夕方くらいまではお茶を飲みながらまったりできるんですけどねえ…。

ゆーたんはこどもの日のお祝いで、おじいちゃん・おばあちゃんから「日本がわかるちずのえほん」、「世界がわかるちずのえほん」をもらいました。子供向けだと思ってあなどれないほど、大人が読んでもかなり楽しめる内容です。特に地図好きにはたまらない本です。


その後、ゆーたんも甥っ子もおじいちゃんが散髪してくれると言ってくれているのに、嫌がってなかなか切らせなくて、大騒ぎでした。甥っ子の方は泣きわめくのを強行突破してバリカンで切ってもらっていました。その泣いている姿を見て、ゆーたんはバリカンで切ると坊主にされるとか痛い思いをさせられるとか思っていたようで、1時間近くも切る切らないで一悶着やって(何故かそのせいで義弟が実験台でバリカンでカットされていました(^_^;))、ようやくおばあちゃんが散髪用のハサミでカットすることで決着しました。髪が伸びきってしまって「黒いヘルメット」をかぶったようなヘアスタイルになっていたので、カットしてもらってさっぱりしてよくなりました。髪の毛を流すため、義弟がこども2人まとめてお風呂にいれてくれました(菖蒲のお風呂でした!)。


結局、夕飯までご馳走になり、しかもゆーたんは翌日の保育園を休ませて、お泊りさせてもらうことになりました。ゆーたんにとっては充実したGWになってよかったです。

(おまけ)
我が家の五月人形です。私のお下がりなんですが、全身のカブトでなかなか立派なものです。


どこ向いてるんだっ!
5月4日(祝・水)
今日はヤマハの発表会がありました。ゆーたんがずっと前から嫌がっていたイベントです。出番は歌を1曲みんなで歌うのと、みんなと振付つきで1曲歌うことです。ゆーたんはこれが恥ずかしくてたまらないそうです。まあ気持ちはよく分かりますが、ステージに上がる以上、みんなと同じようにできないと悪い意味で目立ってしまいますからねえ。

親ですらもゆーたんがちゃんとステージに上がってくれるかどうか分からないまま、会場に向かいました。一応ちゃんとやれるかも?という期待も込めてビデオとデジカメも持って行きました。

もしかしたら、先生orかーやん付き添いでステージに出てくるのかと思いましたが、何とか一人でみんなと一緒に出てきました。でも、曲が始まってもずっと舞台下手の方を見ていて、全然客席の方を見ません。一番端っこのあさっての方を向いている奴がゆーたんです…(^_^;)。

来年はちゃんとやってくれるんでしょうか?それに小学校に行くとみんなで人前で披露する場面って結構あるよなあ…。今後が心配です…。

私から散々言い聞かせましたので、ゆーたんに会ってもこのことは触れないでやってくださいm(__)m。あと、ビデオもちゃんと録りましたが、ゆーたんから誰にも見せるなと固く禁じられていますので、残念ながらお見せできません。悪しからず。

音の色彩感
5月1日(日)
私は小さい時からピアノを習っていたので、一応絶対音感があります。以前、絶対音感の持ち主何人かに聞いてみたことがあるんですが、その感覚は人それぞれのようです。私の場合は、それなりに「正しい音程」(”絶対的に正しい音程”という意味です。)じゃないと何の音か分からなかったりします。だから、物を叩いて発する音だと音が濁っていたり、雑音が聞こえたりするので何の音かよく判別できません。でも人によっては、「ドとド#の間くらいの音かな」とか、「ドとミの音が聞こえる」とか分かる人もいます。

それはそれとして、私は物心ついた頃(ちょうどヤマハ音楽教室に通っていた頃です)から、何となく音には色があるような感じがしていました。ハ長調を基調にして考えると、Tの和音【ド・ミ・ソ】(トニック)は「白」、Wの和音【ド・ファ・ラ】(サブドミナント)は「薄いブルー」、Xの和音【シ・レ・ソ】(ドミナント)は「黄色」に見えるんです。これは何なんでしょうね。初めて和音を習った時に、教材で色分けでもされていたんでしょうかねえ。

ちなみに、私にとっての音の色彩感はこんな感じです。
 ・調号なし(ハ長調)→白
 ・#が1つ(ト長調)→黄色
 ・#が2つ(ニ長調)→オレンジ色
 ・#が3つ(イ長調)→朱色
 ・♭が1つ(ヘ長調)→薄いブルー
 ・♭が2つ(変ロ長調)→銀色
 ・♭が3つ(変ホ長調)→薄い紫色
 ※#・♭4つ以上は混ざったような色になってしまうため何色か表現しにくいので割愛

ちなみに作曲家のスクリャービンとリムスキー=コルサコフにとっての色調は以下の通りだそうです。
 ハ長調→スクリャービン:赤、リムスキー=コルサコフ:白
 ト長調→スクリャービン:オレンジ、リムスキー=コルサコフ:ゴールド
 ヘ長調→スクリャービン:ホワイトブルー、リムスキー=コルサコフ:緑
 ニ長調→スクリャービン:黄、リムスキー=コルサコフ:黄
 イ長調→スクリャービン:緑、リムスキー=コルサコフ:赤

共通点もありますが、あまり一貫性もないような感じがしますね。最相葉月さんの「絶対音感」には、ハ長調は「白」、ニ長調は「オレンジか黄色」という人が多いというようなことが書いてあったような気がしますが、必ずしもそういうわけでもなさそうです。

いずれにしても、調性はその曲のイメージのかなりの部分を決定してしまう要素ですから、とても重要です。だから作曲家にとってのこだわりの調というのがあるんでしょうね(例えばモーツァルトの「ト短調」、ベートーヴェンの「ハ短調」のように)。たまに原曲と違う調で演奏されている曲が街中で流れているのを聴いていると、なんだか背中がムズムズして落ち着かない感じがします(私がカラオケで歌う時に原曲キーにこだわるのも同じ理由です(^_^;))。