常夏の島紀行(ハワイ 2009)

1月30日

例によって用意の遅い我が家は出発時間が遅くなり雨の中を車で急ぐ羽目になったが、途中渋滞もなく、離陸時間の4時間前には成田空港に到着。ゆーたんは飛行機搭乗初体験で気持ちが高揚していたのか、道中全く昼寝もせず元気いっぱい。さらに空港で伯父・伯母に会って可愛がってもらい一層ご機嫌に。機内では2時間しか寝てくれなかったが、起きていてもいい子にしてくれていた。

ひどい寝不足のままホノルルに到着。紺碧の空と強い日差しのお出迎えですっかり目が覚めた。温暖の気候と人々の穏やかな表情を見ているとこのままここに住んでしまいたいと思わせるだけの魅力がある。ホテル(オハナ・ワイキキ・マリア)にチェックイン後、ワイキキビーチやショップを散歩。ゆーたんも元気に歩いてくれた。

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行列のできる有名な「The Cheese Cake Factory」で大盛りのスパゲッティー・ピザを完食(ゆーたんは爆睡)。しかしうちの親戚は年齢の割にみなさんよく食べるなあ…。極めつけがこの店の売りのチーズケーキ。ケーキが大きい上に生クリームがドーンと2つも乗っていて、またケーキが脳にキーンとくるくらい甘い。こんなもん食べているからハワイの人はああいう体型になるのだと納得。

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夜は、妹とY君(明日から妹のダンナ…注:たーやん夫婦のオーケストラの後輩、でも私達が紹介したわけではないんだから世間は狭いね)と合流し、しばし屋外で催しているハワイの歌と踊りを鑑賞し、みんなでLAU YEE CHAI(中華レストラン)に入る。ハワイでの食事には期待していなかったが、予想に反し思ったよりもはるかに美味。

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何とか時差ボケにならないようにほとんど昼寝をせずに乗り切ったが、夜はゆーたんとシングルベッドで一緒に寝ることになり、またよく眠れず…。それにしてもハワイは禁煙法が施行されていて、飲食店やホテル内はすべて禁煙。禁煙の表示がこれでもかというくらいに町中にあふれている。愛煙家にはつらいところだ。

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1月31日

今日は妹とY君の結婚式。昨日に続き快晴。妹の晴れの舞台なので眠いなどと言ってはいられない。シャキっとしないと!

11時前にホテルからマイクロバスに乗って教会へ。ワイキキから見てダイヤモンドヘッドの向こう側にある海辺の素敵な教会だ。ハワイでの挙式にもかかわらず、親戚だけでなく友人がかなり多数参列してくださった(新郎新婦を含めて総勢で24名?)。皆さんの祝福に加えて抜けるような青空のプレゼントもついてきて2人は幸せ者だね。式の間の撮影は禁じられていたので、開式前のリハーサルで写真・ビデオを撮りまくった。ハワイの結婚の歌(これがなかなかよかった)に合わせて父にエスコートされて階段を下りてくる妹の姿は感慨深いものだった。あの妹が結婚か…まあ32だから当たり前だけど。赤の華麗な衣装に身を包んだ牧師さんのお説教は厳かなものだった。今まで参列した結婚式はおもちゃのようなチャペルでのものばかりだったから、それだけに本物の教会での式の荘厳さは私の中では際立っていた。

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宣誓書に署名が終わり、その後、ビーチで記念撮影。星屑の砂浜、インディゴブルーの海、青々と生い茂る南国の木々のコントラストはすばらしかった。式のアレンジ役の方のおススメに従って、座って少し上を向けてカメラをのぞくと…うーん、絵になる構図だ。うまい具合に青い空に木々の葉が映える!しかし、よりにもよってデジカメの調子が悪く、かなりの確率で色がおかしくなったり、画像がゆがんだり…。せっかくY君が腰痛をおしてお姫様抱っこしたのに、その写真はボツになってしまった…(申し訳なし)。最後にフラワーシャワーをして新郎新婦がリムジンで去っていくのを見送って式は終了。

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マイクロバスでホテルに戻り、ホテルに隣接しているi HOP(アメリカのファミレス)で昼食をとってから、旅行の2番目の目的であるDFSでのショッピング。幸運なことに、Hunting Worldの財布を43ドルで購入。免税店価格143ドルの70%OFF、帰国後ネットで定価を確かめてみたらなんと24,150円!値引率に弱い男としてはたまらないショッピングだった。

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夜はアラモアナ地区の先にあるSum Choy's(シーフードレストラン)で結婚パーティー。疲れがピークに達していたのか、乾杯のシャンパンをグラス2杯飲んだらグロッキー状態に。Main Dishには全く手をつけられず。それでも久々に伯父・伯母と楽しくゆっくりおしゃべりをした。

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今晩は、ゆーたんはかーやんと寝てもらった。


2月1日

今日はホエールウォッチング。

バスで各ホテルからツアー客をピックアップしていき12時に乗船。近くには米国沿岸警備隊の巡視船や大型豪華客船が停泊していた。それにしてもハワイに来て旅客船に乗ることになろうとは思わなかった。妹とY君とは船内で合流。ランチクルーズとセットになっており、バイキングの食事を早々に済ませて、Upper Deckからぼんやりとあまり期待せずに眺めていたら、母子のクジラを発見。最初はボーっとしていて見逃したので、ああこれまでかと思っていたら、ジャンプするわ潮吹きはするわの大盤振る舞い。目がおかしくなりそうになりながら何とかビデオにも収めた。ハワイ諸島海域ではこの時期にしか姿を見ることができないそうで、多くの米国本土?からの観光客も乗船していた。それでも、船内の解説は日本語も流すところがハワイたる所以。ホントにハワイは英語を話す必要があまりないので、海外旅行特有の緊張を強いられることがない。

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下船後、DFSの前までバスに乗って戻り、そこで妹・Y君とは別行動に。彼らはこれからが本当のハネムーン。その後、買い物欲がまだ満たされないので、買い物の神様が降臨することを願って、再度一人でDFSにて買い物。昨日ほどのお得感はなかったものの、ラルフローレンで黒のベルトを1本(65ドル)、ショパールで紺系のネクタイを1本(110ドル)購入。これでようやく満足。

夕方からみんなでワイキキビーチのサンセットを見に行く。水平線付近に雲があって、サンセットの瞬間は拝めなかったが、雲でオレンジの光が拡散している光景もなかなか趣があってよろし。

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夕飯はワイキキにある餃子の王将で食事。

ホテルに戻って荷造りをしている間も、疲れが限界に達しているであろうゆーたんはなかなか寝てくれない。ハワイ最後の夜も熟睡できず午前4時には起きてしまう…。


2月2日

ゆーたんは寝相が悪くベッドから転落して泣きながら起床。アメリカ在住のおばあちゃんとはしばしのお別れ。なんとリムジンが迎えに来た。私は乗車初体験。

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ホテルを7時に出発。すぐに空港についてしまい、手荷物検査等もスムーズに通過し、離陸まで3時間弱もヒマになってしまった。ショップをブラブラとして、お土産等を買って時間をつぶす。搭乗口で免税品を受け取り、一路成田へ。


2月3日

我が家は疲れていたのか機内でそれなりに睡眠をとり、成田到着時にはだいぶ体力が回復。伯父・伯母はリムジンバス、我が家と父は私の運転でそれぞれ帰途についた。帰りはみなさん渋滞にはまることもなく順調に17時前後に帰宅したようだ。

本当に旅行中は伯父・伯母にゆーたんがかわいがってもらって、ゆーたんもとてもうれしそうだったし、そのおかげでいい子にしてくれていたし、感謝感謝。休みなくしゃべり続けているのを相手にするのは我が子でも面倒になってくるのに…、お世話になりっぱなしの5日間だった。改めてありがとうございました。


後日談

帰宅当日は時差ボケを解消すべく、午前1時まで眠さに耐えて起きていて、翌日11時までぐっすり睡眠をとった。夜になってちゃんと眠くなったのでこれで時差ボケもないだろうと思ったが、眠りに入って20分、パチリと目が覚めて、そのまま午前5時前までベッドで横になっていたが眠れず、リビングに出てきたら、ゆーたんが突然指でも鼻に突っ込んだのか、鼻血を出してしまって泣いている。そんなんで、結局眠りに入ったのが午前6時過ぎ、小一時間寝て出勤という最悪の展開になってしまった…。週末まであと2日でよかった…。