2010年11月の日記

Cities for Life Day
11月30日(火)

11月30日は「シティーズ・フォー・ライフの日」で、世界の500以上の都市で死刑廃止運動が行われるそうです。これは神聖ローマ帝国のレオポルト2世が欧州で初めて死刑廃止を宣言した日に由来するそうです。

以前は、日本では世論が今よりも死刑廃止に傾いていましたが、近年は厳罰化を望む人が多く、死刑制度存置が多数派となっています。このところ、拘置所の刑場がマスコミに公開されたり、裁判員裁判における死刑判決が続いているなど、一般の人々にも身近な問題となりつつあることから、再び死刑制度の是非について議論が活発化しています。

これはとても難しい問題ですよね。私自身、恥ずかしながら自分なりの意見は持ち合わせていません。この現代において、国家権力が人命を奪う行為は許されないのは当然であり、冤罪の可能性が少しでもある以上、不可逆的な刑罰である死刑は避けるべきだとは思いますが、ただ遺族の立場からすると…、自分の身内の命を奪った者が、刑に服しているとはいえ、のうのうと生きていることは決して許すことはできないでしょう。

ところで、最近危険だなと思うことは、犯罪の抑止効果の面ばかりを強調するあまり、過度に厳罰化の方向に進んでいるのではないかということです。昨年の刑事訴訟法改正で、死刑にあたる罪は公訴時効廃止、無期懲役にあたる罪等も併せて公訴時効期間が大幅に延長されました。まあこれはいいとしても、改正前の犯罪についても改正後の公訴時効の規定が遡及適用されるというのは法律上において大問題だといえます。一般的には刑罰法規を改正して刑罰等を重くする場合は、改正後の事件についてのみ適用するのがルールで、刑罰法規の遡及適用は遡及処罰を禁じている憲法に牴触する疑いが強いと言えるでしょう。私が疎いだけかもしれませんが、それほど問題視されることもなく、いつの間にか公布・施行されていたような印象があります。ホントに十分な議論がされたのでしょうか??

従来、法律の遡及適用は公務員の給与法など国民生活に直接関係のないものについてのみ認められてきました(個人的にはこれもどうかと思いますが…)。公訴時効規定の改正の遡及適用は例外中の例外なんだとは思いますが、それにしても、こういう憲法の根幹的なルールに例外を設けることは非常に危険なことだと思います。極端な話、今適法であることが将来違法と認定される可能性を孕んでいるということになるわけですから…。


Big Christmas Tree
11月28日(日)

今日は家族3人で宮ケ瀬湖へ。ほとんど渋滞もなく1時間弱で現地到着。

ダムが完成してから日中に来たのは初めてです。小学校4年生の時に社会科見学で水没前の清川村に行ったことがありました。あの頃には既にダム建設の計画が決まっていて、水没する集落は立ち退かなければならないという事実に衝撃を受けてその時のことはよく覚えています。

湖畔の木々はちょうど紅葉が見頃でした。ただ、宮ケ瀬湖は人工湖なので仕方ありませんが、全体的に作られた自然という感じですし、また山全体が錦のじゅうたんになるような感じではないため、中禅寺湖のような紅葉を期待するとがっかりするかもしれません。

ゆーたんにせがまれて、遊覧船に乗船。プライベートで遊覧船に乗るのは久々です。船室の掲示物を何とはなしに見ると古い旅客運送約款が掲示されていました…。宮ケ瀬湖畔園地からダムサイトまでを往復しました。残念ながらダムの放水は行われていませんでした(週に何回か数分間観光放水なるものをやっているそうです。数秒間で学校のプールが満水になるくらいの水量が吐き出されるらしいので壮観なんでしょうね。)。

日が暮れてからはジャンボ・クリスマスツリーをはじめとする数々のイルミネーションを楽しみました。今年のイルミネーションは昨日から始まったようで、結構寒かったのにすごい人出でした。ここのクリスマスツリーは30mもある自生のモミの木(樹齢100年(推定))に1万個のイルミネーションでデコレーションしています。一見の価値がありますよ!ゆーたんも大感激してました\(^o^)/。

注意
虹の大橋の周辺では、日々神奈川県警が非常に悪質なネズミ捕りをやっているようなので、車で行かれる方はご注意ください。私たちが虹の大橋を通りかかった時も駐車場に誘導されている”被害者”がたくさんいました。
ご参考





末期症状
11月25日(木)

予算委員会における菅内閣の閣僚の答弁はひどいですねえ。自民党等の野党議員に言いたい放題言われっぱなしで、防戦一方です。今日も北朝鮮の砲撃関係での初動対応の鈍さをつかれて、総理大臣、官房長官、国家公安委員長などそろってタジタジです。明らかに痛いところをつかれているという感じで、見ていて哀れを誘う感じにすらなっています。

国家公安委員長のおばちゃんなんて、山本一太議員の鋭い舌鋒に対して、秘書官からの耳打ちされたことをただ繰り返すだけで全然答弁になっておらず、答弁の度に審議が中断していました。また危機管理事案が発生したら、閣僚は30分以内に官邸か担当省庁に参集し陣頭指揮を執ることが閣議申し合わせで決まっているにもかかわらず、事件発生から5時間近くも参集せず、その間、官僚からの連絡待ちのみで指示したことは「遺漏なきよう情報収集すべし」だけですから、大臣としての資質を疑われてもしょうがないですね。これで政治主導とはお笑い草です。実際問題としてこういう時にやれることは限られているというのも事実ですけど、政治家なんですから曲がりなりにもポーズくらいはすべきだったのではないでしょうか。

最近何か事が起きると内閣の対応は後手後手に回っていて、何をやってもダメという印象が国民に植え付けられ、それが内閣支持率低下に表れています。もはや政権末期の様相を呈しています。政権担当能力を疑われるようなことが多すぎますね…。

明日にも官房長官と国交相の問責決議案が参院に提出されるようです。問責決議は、衆院における内閣不信任決議と違って法的拘束力がなく、また閣僚個人に対する責任追及の意味合いしかありませんので、もちろん無視することは可能ですが、世論が許さないという感じにはなりますので、今まで問責が出された場合にはほとんどがその閣僚は辞任に追い込まれています。

内閣総辞職の必要的事由は、「総理大臣が欠けたとき」と「解散総選挙後に特別会が召集されたとき」の2つだけですが、法務大臣に続き、さらなる辞任劇が続くとなれば、いよいよ総辞職に追い込まれることになるでしょう。さて、どうなることやら…。民主党は今解散したら確実に惨敗するので内閣の首をすげ替えるだけでお茶を濁すに違いありません。次の総理は前原大臣か岡田幹事長ですかねえ。

初・紅葉狩り
11月24日(水)

今日は保育園を休ませてゆーたんと二人で町田市薬師池公園まで紅葉狩りに行ってきました。秋晴れでしかも今がちょうど見頃だったので、なかなか見事な紅葉を見ることができました。抜けるような青空・紅葉・黄葉・常緑樹のコントラストが素晴らしい。

昨年も同じことを日記に書いたような気がしますが、遠くまで行かなくてもこんな近くで綺麗な紅葉を見ることができると思うと半日以上かけて紅葉狩りに行く気になれなくなってしまいます。まあ、ロケーションが全然違うからそういうもんじゃないですけどね(^_^;)。

ゆーたんも昨日のように形式ばったものと違ってとても楽しそうでした。やはり子供は自由にできないとダメなんですね。

池の畔で油絵を描いている人を見て興味津津だったゆーたん、絵を描くのが好きなので、明日からは保育園から帰ったらその日の出来事を絵日記にすることにしました。



七五三
11月23日(祝・火)

今日はゆーたんの七五三、昨晩の雨も朝に止んで、詣で日和の秋晴れとなりました。ゆーたんは晴れ男かな?数え年でやる子もいるので、同い年でも昨年済ませた子もいると思いますが、我が家は現代方式で満年齢でやりました。私の個人的な事情とゆーたんが風邪をひいていたことで、1週間遅れとなりました。

私はてっきり千歳飴は神社でもらえるものと思っていたので、事前に用意していなくて、先週末に母から言われて千歳飴を買いに走りました。でもお店はどこもクリスマス仕様になってしまい、もう千歳飴は扱っていないんですね。それで、結局ネットで老舗の飴のお店から買いました。送料、代引手数料とあわせて1,700円以上もする高価な千歳飴になってしまいました(+o+)。

今朝はまず実家に行って、かーやんは母に着物を着付けてもらい、みんなで庭で記念撮影。その後、初宮詣での時と同じ、川崎市麻生区にある武州柿生琴平神社に行きました。私たち夫婦、私の両親、義父(義母は会食から参加)総出で七五三詣でに行きました。ゆーたん、幸せ者だね!5歳の男の子らしく、全然落ち着きがなく、写真を撮るのも一苦労。祝詞をあげてもらっている間もニヤニヤしたり、モゾモゾ動いたりしていました(-_-メ)。儀式が終わって、境内の中で写真を撮っているときに、ゆーたんは下に落ちていた木切れをいじっていました。ところがその木切れは動きました…なんと20cmくらいある大きなミミズでした。ゆーたんの顔は興奮していた””から恐怖の”真っ青”に。その後大泣きしたのは言うまでもありません(^_^;)。

それにしても七五三の時の初穂料って1万円もするんですね。知りませんでした…。お札、神話の絵本(この神社の宮司さんが著者…)、サンリオのキャラクター・SHINKANSENのバッグ、お菓子を頂きました。



その後、青葉台の「梅の花」で遅い昼会食。義母はここから合流。いつもの「梅の花膳」で2時間まったりとお食事。私にとっては久々のちゃんとした外食でした。美味しゅうございました。


【梅の花膳】
■嶺岡豆腐 ■お浸し ■湯葉煮 ■茶碗蒸し ■お造り ■名物とうふしゅうまい ■おしのぎ(箸休め)
■湯豆腐 ■生麩田楽 ■湯葉揚げ ■湯葉グラタン ■湯葉吸物 ■飯物 ■香の物 ■デザート