オーケストラ(大学編)

大学入学と同時に大学のオーケストラに入部。当時、珍しく大学にブラスバンドがなく、予想通り、クラリネット入部希望者は多い…。基本的には学年に一人しか入れないという状況の中で、どうしてもオーケストラでクラシック音楽をやってみたかったので、我を通して何とかクラリネットを続けることに成功。

初代クラリネットを下取りに出して、Buffet Crampon社のR13(in B♭)を32万円で購入。本格的に活動を開始。1年生のときは、自分の実力もまるで分かっていなくて、全然ストイックに練習をしなかったら、2年生の秋の定期演奏会で初めて交響曲の2nd奏者で乗せてもらえることになったときに初めて自分がオケで使いものにならないということを思い知らされる(その時の首席奏者が妻・かーやん)。ついに一念発起して、みっちり基礎練習に励み、ようやくオケの本当の面白さが見えてきた。それからというもの、毎日大学に行くものの、授業には全く出ず、部室直行の生活が始まる…。この頃、かーやんに紹介してもらってクラリネットの個人レッスンにも通い始める。

秋の定期演奏会が終わり、ついにメインの学年になり、スプリングコンサートでは交響曲の首席奏者をやることに。同時に指揮者やトレーナーの先生方との連絡・調整を行う役職(マネージャー)にも就任。大変だったが、いい社会勉強になった。この頃、Buffet Crampon社のR13(in A)を35万円で購入。アンサンブルの大きな壁にぶち当たってもがく…。

秋の定期演奏会は前プロ(プログラムの1曲目)と交響曲の首席奏者をやる。つらかった思い出のほうが多いかな。このときのメイン曲は未だに聴く気にならない曲の一つ。

秋の演奏会が終わり、4年生が目前に控えているというのに、就職のことなどそっちのけで相変わらずオケに没頭。4年生のスプリングコンサートで協奏曲の首席奏者、前プロの2nd奏者をやる。今回は自分のことよりも後輩の教育で大変…。

GWまでオケに没頭していて、就職氷河期でなおかつ人数も多い世代の私達が公務員試験に合格できるほど世の中甘くない…。就職浪人することになる。それでも懲りずに秋の演奏会では全曲乗り。演奏会が終わると同時に10ヶ月間クラリネットを封印し、勉強に励む。公務員試験に合格後すぐに活動開始。大学OBオケに入団し、前プロ首席奏者で初めてテクニカルソロがある曲をやる。就職までのモラトリアム期間には、後輩の弦楽器奏者と念願のブラームスのクラリネット五重奏曲をやる。


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