今年のベストゲーム'09

 毎年恒例にしたいこの企画です。去年分も見ておくと話が早いと思います。

 ところが今年はオリコンではまとめてくれてないらしく…。よりミクから抜粋します。

1位:お台場に等身大ガンダム
2位:クレしん作者死去
3位:ドラクエ9が400万本
4位:ヱヴァ破が人気
5位:ラブプラス紳士自重
6位:毛利小五郎役の神谷明が降板
7位:けいおんブーム
8位:戦国BASARAブーム
9位:実写版ドラゴンボール
10位:新型PS3・PSPgo・DSiLLなど

 うーん参考にならない…。『リア充注目度を含めて脚光を浴びたアニゲ話題』というチョイスですね。その中でもラブプラスは残ねn…いや立派ですね。

 注目したいのは10位かな。据え置き機と携帯機の売り上げの推移は07年でスイッチし、今は携帯機の方が売れています。ひところのニンテンドーDS・DSLiteの売り切れっぷりは凄まじかったですね。あとPSPの山積みっぷりも。しかし360万本さばいたモンハンP2Gを筆頭に、一時期ほど「GK死亡wwww」と一概に言える状態ではないでしょう。

 しかし、ユーザ層に行き渡ってしまったことでハードの売り上げは頭打ちを迎えます。そこでカンフル剤としてgo・LLなどのマイナーチェンジモデルが発売されました。goは初週なのに3000の20分の1しか売れてないのですが、LLはそこそこの需要を生んだようです。が…『売れない→マイナーチェンジ→行き渡る→売れない…』のループはとても生産的とはいえず、いずれ限界がくることは明らかです。

 そこでNewスーパーマリオブラザーズWiiファイナルファンタジーXIII。Newマリオは初週90万本、と同時にWiiを10万台売っています。FF13は初週140万本にPS3を24万台ハードの売り方ってこうあるべきじゃないでしょうかね。個人的には正直に言って両ソフトとも『ハード買うほど?』と思いますが、『FFと名が付けば売れる!』というなら利用しない手はないでしょう、たとえそれがPS3であっても

 というかPS3は元々時代を先取りしすぎただけなんですよね。ブルーレイも普及しておらず、当時にしてはオーバースペックすぎたので値段が高すぎたのが、時代がPS3に追いつきさえすれば必ず需要は生まれます。PS2とFF10もそんな関係だったしね。『今自分たちの技術力で出来るコト』=『今時代が求めているモノ』ではないと認識していただきたいと思います。PSPgoに至っては将来的に求められる希望的観測すらできません

 自分はアニラン3畑だからアニメの話はあまり…。アニメ版BASARAがガチだったことと軽音部!GJってことぐらいですか。


 今年の日本アマゾンでの売り上げトップ10という記事がありました(12/15)。

10. DISSIDIA FINAL FANTASY
9. Ryu Ga Gotoku 3
8. Resident Evil 5
7. Wii Fit Plus (software only)
6. Wii Sports Resort
5. Hatsune Miku PROJECT DIVA
4. Tales of Vesperia (PS3)
3. Monster Hunter 3
2. Tomodachi Collection
1. Dragon Quest IX

 Wii Fitの安定感凄まじいな…。トモダチコレクションも今年中に200万本売れそうだし、ハートゴールド&ソウルシルバーも300万超えてるしで、なんだかんだで今年もWii&DSが強いです。初音ミクはスルーするとして(そりゃアマゾンでしか売れねぇならアマゾンじゃトップだろうよ)、PSPはディシディアの安定ぶりとクイーンズブレイドやファンタシースターポータブル2が小ヒットぐらいでしょうか? 廉価版モンハンP2Gは今年だけで100万本でしたっけ。


 ではマイベストに移ります。今年やったゲームは以下。

1月 シャイニングティアーズ PS2
1月 モンスターファーム2 PS
2月 ストリートファイターIV Xbox
2月 アイドルマスターSP PSP
3月 モンスターハンターP2G PSP
7月 ドラゴンクエストIX DS
10月 ドリームクラブ Xbox
11月 ポケモンハートゴールド DS
12月 ファンタシースターP2 PSP

 変化球しか投げてない自覚はあります。シャニティアはクソゲーだとわかってて買ったらクソっぷりを楽しめるか?を実験したかったんですがやっぱりダメでした。MF2は…オフ会に出たかったのでバナナをですね…。

 スト4買う→1週間で飽きてアイマスにハマる→2週間で飽きてモンハンにハマるという残念な流れ、DQ9が出るまでモンハン一択で、DQ9と並行プレイ。DQ9は一ヶ月しかやってないのでドリクラ出るまでモンハン一択、家でドリクラ出先でモンハンを続けながらポケモンへ。ハートゴールドはそもそも買ってない上に一瞬で飽きたのでモンハン一択、今はファンタシースターばっかりですね。今年一年は本当にモンハンしかやってません

 だってオタ心をくすぐるゲームが出ないんだもん。ラブプラスは意味合いが違うので除くと、テイルズぐらいでしょうか? ディシディアやガンネクは買ってもよかったけどファンタシースターに軍配が上がりました。ファンタシースターはモンハンによってエリートハムスターへと成長を遂げた私とは最高に相性が良かったです。

 DQ9は…どうだろう。『ストーリーはオマケ、クリア後のハムスターゲーが勝負』という意味ではPSPo2と同じだし、ボスがいてつく波動使いすぎて萎えるし肝心の錬金がつまらないしであまり一般向けベストゲームと推したくないのですけど…、周りの非オタ層の人たちも錬金リスト埋めや称号集めを楽しんでいるようなので、ハムゲーでも受けるのでしょうか。もう僕には何が正しいのかわかりません。

 モンハンP2Gでは勲章全埋めはもちろん全モンスター100頭狩りとかしておきながら、DQ9のハムがつまらないと感じる差は自分でもわかりません。

 スト4は文字が小さすぎてダメだ、弱小ブラウン管でやってる俺を考えろ。ドリクラの立ち位置は中継ぎ投手、ハートゴールドは株ポケのダメっぷりを考察する対象として最高でした。

 というわけで消去法的にベストゲームは1位ドラクエ9、2位ファンタシースターポータブル2、3位以下該当なしでした。ガッカリな結果なのは僕も同じです、許してください。去年あれだけアイマスSP推してたのにね。

 客観的に考察するならDQ9・NewマリオWii・FF13・トモダチコレクション・ラブプラスあたりから選択となるでしょうか。


 去年は『DLCに対応したDSソフトが当たる』と書きましたが、流石にDLCを一般層に浸透させるのは勇み足だったみたいです。ただ、DLCを補助的に使うという考えは普及しているみたいですね。アイマスSPやドリクラなどのギャルゲー派生はもちろん、スト4でまでコスチューム売るのは迷走と呼んで差し支えないでしょう。PSPo2でもサンタギャルなどの有料アイテムがスタートしました。

 今年の鍵となったのは通信プレイでしょうか? DQ9やモンハン3は通信協力プレイが主となって話題を呼びました。それを突き詰めたトモコレはアバターを渡すという点で身内の話題性を強化していったように思います。PS3=アドホックの普及により、PSPであるモンハンP2Gでも気軽にオンラインプレイが出来るようになり、またファンタシースターではネットワークマルチモードがデフォルトで入っています。

 今まではドリームキャストとかいうアレXboxとかいうアレに頼らなければ据え置き機で(PC以外で)ネトゲをすることが出来ませんでしたから、MORPGへの敷居が下がったといえるかもしれません。それ以前からXlink-kaiがあったということはそういう需要があったということですし。

 「みんなやってるからモンハン買ったよ」という知人がいます。モンハンをやる、というよりも何かを一緒にやることに価値を見出しているように思えます。来年は通信プレイに重きを置いたゲームが天下を取る、と予想しておきましょう。ええ、デカいことは言い逃げするに限ります。

 しかしDLCにしても身内ネタにしても、ゲーム本編以外の話題性に頼っているところはなんというか…。『日本人総ライトオタク化』なんて言葉が昔ありましたが、ゲーム自体が変質していっているのかもしれませんね。


 10/01/29追記:FF13とPS3について弱気に補足します。FF13がつまらないことは周知の事実ですが、たとえFF13がつまらなくても、それに踊らされて買わされるのがPS3という大変高価なものであっても、飽くまでハードを買う動機はソフトであるべきだと言いたかったんです。

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