人生賭けたい夢がある。でも、内定は欲しい。かつて、高校生でギタリストデビューを果たした山木太郎。しかし栄光も束の間、バンドは解散。すっかり燻り、大学三年の秋を迎えた太郎の周囲は「シューカツ」に向けて慌しく動き出していた。その”一発逆転システム”に魅せられ、就活戦線に身を投じる決意をする太郎。「元有名人」枠で楽々内定を勝ち取れると思っていたのだが―。就職氷河期「以下」の今に問いかける、書き下ろし最新長篇。
◆読了日:2015/09/10
◆個人的評価:
◆書き下ろし 275ページ(講談社・2011/01/17)
<あらすじ> 人生賭けたい夢がある。でも、内定は欲しい。かつて、高校生でギタリストデビューを果たした山木太郎。しかし栄光も束の間、バンドは解散。すっかり燻り、大学三年の秋を迎えた太郎の周囲は「シューカツ」に向けて慌しく動き出していた。その”一発逆転システム”に魅せられ、就活戦線に身を投じる決意をする太郎。「元有名人」枠で楽々内定を勝ち取れると思っていたのだが―。就職氷河期「以下」の今に問いかける、書き下ろし最新長篇。
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著者は、近年まれに見るほど注目された先日の芥川賞で又吉さんとともに受賞された方です。羽田さんの作品は今回が初見でした。先月読了した朝井リョウさんの「何者」と同じく就活をテーマにした本で、実によく似た内容でした。更にいうと、「何者」の方が一枚上手でした。ちょっと読んだタイミングが悪かったんでしょうかね。途中で読むのが嫌になってしまいました…。 時間があれば、近いうちに受賞作「スクラップ・アンド・ビルド」も読んでみたいと思います。 |