ライターの「僕」は、ある猟奇殺人事件の被告に面会に行く。彼は、二人の女性を殺した容疑で逮捕され、死刑判決を受けていた。調べを進めるほど、事件の異様さにのみ込まれていく「僕」。そもそも、彼はなぜ事件を起こしたのか?それは本当に殺人だったのか?何かを隠し続ける被告、男の人生を破滅に導いてしまう被告の姉、大切な誰かを失くした人たちが群がる人形師。それぞれの狂気が暴走し、真相は迷宮入りするかに思われた。だが―。日本と世界を震撼させた著者が紡ぐ、戦慄のミステリー!
◆読了日:2015/07/31
◆個人的評価:(1.5)
◆書き下ろし 192ページ(幻冬舎・2013/09/25)
<あらすじ> ライターの「僕」は、ある猟奇殺人事件の被告に面会に行く。彼は、二人の女性を殺した容疑で逮捕され、死刑判決を受けていた。調べを進めるほど、事件の異様さにのみ込まれていく「僕」。そもそも、彼はなぜ事件を起こしたのか?それは本当に殺人だったのか?何かを隠し続ける被告、男の人生を破滅に導いてしまう被告の姉、大切な誰かを失くした人たちが群がる人形師。それぞれの狂気が暴走し、真相は迷宮入りするかに思われた。だが―。日本と世界を震撼させた著者が紡ぐ、戦慄のミステリー!
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これは久々につまらない本を読んでしまったという感じでした。まず読み終わって何も残らない上に、登場人物が揃いも揃って異常性格者ばかりで読後感が悪かったです。また、敢えてそうしているんだと思いますが、主体が誰なのか一読して分からないように書かれているので、人間関係をおさらいしながら読まないと訳が分からなくなります。途中までは注意深く読んでいましたが、面倒になってきて一々振り返らずに読んでいたら、流れもよくつかめないまま終わってしまいました。中村文則さんの作品は「教団X」が手元に来るまではもう読まないだろうな。 |