あの時のぼくたちは、「奇跡」を信じて待つことができたんだ――。両親がいて、子どもは二人。それが家族の「ふつう」だったあの頃。一人っ子で鍵っ子だったぼくとハム子は、仲良しというわけではないけれども、困ったときには助け合い、確かに、一緒に生きていたんだ。昭和40年代の団地で生きる小学校六年生の少年と少女。それぞれの抱える事情に、まっすぐ悩んでいた卒業までの日々の記憶。
◆読了日:2015/07/12
◆個人的評価:
◆「yomyom」連載 349ページ(新潮社・2014/09/20)
<あらすじ> あの時のぼくたちは、「奇跡」を信じて待つことができたんだ――。両親がいて、子どもは二人。それが家族の「ふつう」だったあの頃。一人っ子で鍵っ子だったぼくとハム子は、仲良しというわけではないけれども、困ったときには助け合い、確かに、一緒に生きていたんだ。昭和40年代の団地で生きる小学校六年生の少年と少女。それぞれの抱える事情に、まっすぐ悩んでいた卒業までの日々の記憶。
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重松清さんの家族モノはテッパンなので、ハズレがないです。私よりも10歳くらい年上の子供時代を描いたストーリーです。子供の頃の団地の風景が目に浮かぶようなお話で、懐かしさを覚えると思います。ほっこりさせてくれるお話で、あっという間に読了できます。おススメです。 |