伊坂幸太郎「フィッシュストーリー」

◆読了日:2014/07/12
◆個人的評価:
◆「小説新潮」等連載 258ページ(新潮社・2007/01/30)


<あらすじ>

最後のレコーディングに臨んだ、売れないロックバンド。「いい曲なんだよ。届けよ、誰かに」テープに記録された言葉は、未来に届いて世界を救う。時空をまたいでリンクした出来事が、胸のすくエンディングへと一閃に向かう瞠目の表題作ほか、伊坂ワールドの人気者・黒澤が大活躍の「サクリファイス」「ポテチ」など、変幻自在の筆致で繰り出される中篇四連打。爽快感溢れる作品集。



<たーやんの独断的評価>

「動物園のエンジン」、「サクリファイス」、「フィッシュストーリー」、「ポテチ」の4編からなる中編集です。

伊坂ファンはきっとこの登場人物の人柄と会話の軽妙さのとりこになるんでしょう。さすがに人気作家ですね。4つとも面白かったです。他の作品(「重力ピエロ」とか「ラッシュライフ」など)の登場人物とリンクしているらしいので、伊坂作品をたくさん読んでいる人には面白さが倍増するらしいです。