夢をとるか、愛をとるか。現実をとるか、理想をとるか。人情をとるか、道理をとるか。家族をとるか、将来をとるか。野望をとるか、幸せをとるか。あらゆる悩みの相談に乗る、不思議な雑貨店。しかしその正体は…。物語が完結するとき、人知を超えた真実が明らかになる。
◆読了日:2012/10/03
◆個人的評価:
◆「小説野性時代」連載 385ページ(角川書店・2012/03/30)
<あらすじ> 夢をとるか、愛をとるか。現実をとるか、理想をとるか。人情をとるか、道理をとるか。家族をとるか、将来をとるか。野望をとるか、幸せをとるか。あらゆる悩みの相談に乗る、不思議な雑貨店。しかしその正体は…。物語が完結するとき、人知を超えた真実が明らかになる。
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どうもファンタジーは性に合っていないんですよね。あらすじを見た時に読むのをやめておくべきだったかもしれません。でも、amazonの評価などを見る限りでは、かなり高評価のようですので、東野人気は衰え知らずです。少し前の東野作品のテイストがお好みの方ならば、面白いと感じる人が多いのではないかと思います。 連作短編集の形式を採っている上に、時空小説なので時代も行ったり来たりするため、とにかく登場人物が多いです。非常によく関連されているし、よくストーリーも整理されていますが、一気に読み終えないと忘れてしまうと思います。長くとも読了に5日以上かけてはいけませんね。私はタラタラ少しずつ読んでいたので、細かい描写をかなり見落としたと思います。 ナミヤ雑貨店に貼りだされる悩み相談とそれに対するウィットに富んだ回答…、これはきっと「生協の白石さん」にヒントを得ているのではないでしょうか。 |