伊坂幸太郎「PK」

◆読了日:2012/09/09
◆個人的評価:
◆「群像」連載・書き下ろし 219ページ(講談社・2012/03/07)


<あらすじ>

中篇「PK」「超人」「密使」からなる”未来三部作”。その決断が未来を変える。連鎖して、三つの世界を変動させる。こだわりとたくらみに満ちた三作品を貫く、伊坂幸太郎が見ている未来とは。



<たーやんの独断的評価>

伊坂幸太郎さんの久々の新作。「PK」、「超人」、「密使」からなる連作集です。うーん、最近私が読書モードになっていないせいでしょうか、良さがあまりよく分かりませんでした、というより、話があまり理解できなかったようで…。3つの話がかなり複雑な形で絡み合っています。これは凝り過ぎとも言えるほどに玄人好みな作品だと思いますよ。

伊坂さんの作品は、各所に後々関係してくる小噺的な場面があるんですが、これをよく覚えていないと、作品の奥行きを感じ取ることができないものが多いです。

この作品を読まれる場合は、長くても3日以内に読了することをおススメします。一気に読了すれば、もう少し作品の世界へ入りこむことができたのではないかと思いますので、消化不良で少し勿体なかったです。