父親が被害者で母親が加害者―。高級住宅地に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件。遺されたこどもたちは、どのように生きていくのか。その家族と、向かいに住む家族の視点から、事件の動機と真相が明らかになる。『告白』の著者が描く、衝撃の「家族」小説。
◆読了日:2011/11/30
◆個人的評価:
◆「小説推理」連載 331ページ(双葉社・2010/06/06)
<あらすじ> 父親が被害者で母親が加害者―。高級住宅地に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件。遺されたこどもたちは、どのように生きていくのか。その家族と、向かいに住む家族の視点から、事件の動機と真相が明らかになる。『告白』の著者が描く、衝撃の「家族」小説。
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湊かなえさんの少し前の作品。直近で読んだ「往復書簡」がまずまず面白かったので、また読んでみようと思って借りたんですが…。 端的に言うと、昼下がりのドロドロの連ドラのような感じです。読みやすい文体なので、ついついストーリーの世界に引きこまれていき、下らないと思いつつも、やめられなくなってしまいます。しかし、何も残りません。 湊さんの作品は若い女性に受けているようですが(図書館の予約人数はハンパじゃないです)、個人的には読んでいて気分が悪くなるような内容だし、ラストは無理無理未来に希望が持てるような展開になっていますが、読後感は悪いです。イマイチ! |