■読了日:2011/10/19
■個人的評価:(3.5)
■190ページ(新潮社・2011/04/25)
<あらすじ> 四つ葉のクローバーを見つけた人には幸運が訪れるという伝説があり、四つの葉にはそれぞれ「faith(誠実」」「happiness(幸福)」「heart(愛情)」「hope(希望)」の意味があると言われています。そして、本書「四つ話のクローバー」に登場する4つの物語にも、「笑い」や「感動」だけではなく、「幸運」を呼び込むための具体的なヒントがつまっています。 ■第一話:「この世界に存在する『たった一つの成功法則』を教えてもらえる」。その噂を信じて会長室の扉を開けた男が見たものは――「深沢会長の秘密」 ■第二話:12月31日、大みそかの夜。「紅白歌合戦」をはるかに超える視聴率を叩き出す怪物番組が現れた――「ハッピーコロシアム」 ■第三話:突然、駅のホームで幽霊になってしまった男は、世にも不思議な「人生」の授業に参加する――「見えない学校」 ■第四話:深夜、誰もいない遊園地で親子が途方に暮れていた。「ジェットコースターに乗せてもらえなければ、私たちは死んでしまうのです」――「氷の親子」 4つの物語を読み終えたとき――あなたの元に幸運が訪れているかもしれません。 |
テイストとしては、あのドラマ化もされた「夢をかなえるゾウ」とよく似ています。20編くらいの短編から、選りすぐりのものを集めて本にしたようです。 個人的には第一話がいまいちでしたが、それ以降の3つのお話はどうすれば幸せになれるか、というヒントを与えてくれる素敵なお話でした。現代のような閉塞感に押しつぶされそうな時代にこういう本は必要かもしれませんね。今が幸せじゃないなと感じている人は、少し目先を変えてくれる本ですので、手に取ってみては如何でしょうか。 |