山田悠介「復讐したい」

読了日:2011/07/05
個人的評価:★☆☆☆☆
ドコモのエブリスタのサイト上に連載 219ページ(幻冬社・2011/04/20)


<あらすじ>

2020年の日本では、「復讐法」に則って、家族を殺された遺族は、犯人を殺すことができる。ルール1場所は太平洋上の孤島、蛇岩島に限る。ルール2制限時間は100時間。ルール3遺族には、武器と食料とGPS等が与えられる。犯人は丸腰。ルール4ここでは、誰が誰を殺傷しても罪にはならない。最愛の妻を殺された泰之は、「復讐法」を使って、最も残虐な方法で犯人を殺すことに決めた!背筋の凍る復讐ホラー。



<たーやんの独断的評価>

今回は激辛評価で。はっきり言って、この本読む価値ないです。例によってR.P.G風なストーリー展開なのはいいんですけど、とにかく内容的に救いがなく、残虐なシーン満載で、不快なことこの上ないです。結局メッセージらしきものといえば、「復讐は復讐を生むだけで、空しさだけが残るもの」ということくらい。プロットも「リアル鬼ごっこ」を少し変化させただけで、「またこのパターンかよ」という感じです。これはひどすぎる…。