綿矢りさ「勝手にふるえてろ」

読了日:2011/05/10
個人的評価:★★☆☆☆
初出「文學界」 162ページ(文藝春秋・2010/08/30)


<あらすじ>

賞味期限切れの片思いと好きでもない現実の彼氏。どっちも欲しい、どっちも欲しくない。恋愛、しないとだめですか。



<たーやんの独断的評価>

綿矢りささんの3年ぶり作品。3年も充電期間があって、これですか…という感じです。そもそもこの作品は、男性からの共感が得られない(得られにくい)内容なのかもしれません。

芥川賞受賞を貯金にするのも限界でしょうから、そろそろ殻を破ったヒット作が望まれるところですね。内容は忘れてしまいましたが、前作の「夢を与える」はかなり面白かったという記憶はあって、ベテラン作家への階段を着々と歩んでいるのかと思っていました。