東野圭吾「白銀ジャック」

読了日:2011/02/02
個人的評価:★★☆☆☆
「ジェイ・ノベル」連載 412ページ(実業之日本社・2010/10/15)


<あらすじ>

ゲレンデの下に爆弾が埋まっている――

「我々は、いつ、どこからでも爆破できる」。年の瀬のスキー場に脅迫状が届いた。警察に通報できない状況を嘲笑うかのように繰り返される、山中でのトリッキーな身代金奪取。雪上を乗っ取った犯人の動機は金目当てか、それとも復讐か。すべての鍵は、一年前に血に染まった禁断のゲレンデにあり。今、犯人との命を賭けたレースが始まる。
圧倒的な疾走感で読者を翻弄する、痛快サスペンス!



<たーやんの独断的評価>

東野圭吾氏の作品を読むのは1年ぶり。本作品は新刊が文庫化という珍しいものです。

読者をひきつける力、読みやすさは相変わらずですが、ストーリー、展開…どれをとっても平凡、どこにでもありそうな話で、せいぜい2時間ドラマにお似合いっていうところでしょう。東野作品お決まりのどんでん返しは今回もありましたが、「切れ」に欠けていました。まあ最近はお忙しいんでしょうけど、これは明らかに手抜きでしょう。敢えて読むほどの本でもありません。