真保裕一「最愛」

読了日:2010/11/26
個人的評価:★★☆☆☆
「小説新潮」連載 307ページ(新潮社・2007/01/20)

<あらすじ>

小児科医の押村悟郎の携帯電話が鳴った。警視庁の刑事からだった。18年間会っていない姉が、意識不明で救急病院に搬送されたという。重傷の火傷、頭部にうけた銃創。しかもそれは、伊吹という男と婚姻届を出した翌日の出来事だった。姉のアパートで見つけた不審な預金通帳、姿を現さない新婚の夫。噛み合わない事実、逃げる男と追う男。「姉さん、あなたはいったい何をしていたんだ…」愛のかたちがここにある―。慟哭の長編恋愛小説。



<たーやんの独断的評価>

久々の読書。あまり面白くないストーリーだなと思いながらも、前半で提示される伏線は最後にどういう展開を迎えるのかなあと期待していましたが、読了してみて、あの描写は一体何のためにあったのか、この登場人物のストーリー上の存在意義があったのかと、最後にまとまらないまま、プツンと終わってしまいました。

今、文庫がずいぶん売れているみたいですけど、何ででしょうかねえ。”読む価値なし”です。