読了日:2008/12/19
個人的評価:★★★☆☆
書き下ろし460ページ(集英社)
<Review> 帚木蓬生氏の作品を初めて読んだ。テーマは重く、専門用語も多いが、そこにサスペンスが織り交ぜてあるし、読みやすい文章になっているところが多くの読者をひきつけるのだろう。同氏のアタマの良さをうかがわせる!今までに扱われたことのないテーマらしく、子供がいる私にとっては考えさせられた。結末に衝撃を受けるが、サスペンスのカラクリがややお粗末か…。読み終わってから気づいたが、本作品は帚木蓬生『エンブリオ』の続編らしい。失敗した…。 |