先日新聞を見て驚いた。
うーん…。
しばらく見ないうちに『ふたりはプリキュア』シリーズもMax Heart、Sprash☆Starを経て『ふたり』ではなく5人になったんですね。『多様化』なんて言われてるけど、「なぎさは俺の嫁」「いや俺の嫁」という醜い争いが5倍になっただけじゃないでしょうか…。まぁお前らがなんと言おうとほのかさんは俺の嫁だからいいんだけど(←醜い)。
さておき、このプリキュアが5人に増えるっていうの、どっかで以前見たことある気がするんだよな…なんだっけ…
こ れ か
絵を見ればわかるように、『こち亀』97巻のものです(スキャンが下手ですまんす)。乙姫奈々という警察兼少女漫画家というトンデモ設定な婦警の人気漫画『メヌエット』がアニメ化された時に両さんが版権使用料を吊り上げるためにスポンサーとタイアップするうちにどんどん別物になっていくという話。最終的に、お茶漬けと自転車と殺虫剤メーカーとタイアップすることになる(『恋愛賛歌』が殺虫剤!)のですが、
「5人揃ってスーパーRXターボ2 S・V!」
「これはもう別の作品だ!打ち切りにしろ!」
そのあとはいつもの壊滅オチなわけですがそれはおいといて、プリキュア5の発表を聞いた時同じ不安がよぎったんですよね。すなわちプリキュアの名前を使っただけの別物になってないか、と。
プリキュアといえば少女アニメとは思えないほどの格闘アクションが売りですね。回転を用いたスピード感あふれるアクションパートは『セーラームーン』というより『ドラゴンボール』に近く、また主人公を『活発な行動派』『冷静な知性派』という『黒・白』の二人に絞ることで対比が際立ち強烈な個性が生まれ得たのだと思います。
それが「女の子が戦うのは教育上良くない」という良くわからない理由で格闘パートが減らされるわ、マックスハートの新コスチュームでキュアブラックのヘソ出しは規制されるわ、スプラッシュスターの二代目ブラックはわけわからんパイナップルだわ…。
で、今作。
これはもう別の作品だ!打ち切りにしろ!
いや流石に打ち切りは言い過ぎなんだけど、色合い的にもただの戦隊モノだしふたりじゃないしもう残っている要素が『プリキュア』という名前しかないんじゃ…。戦隊モノが悪いわけじゃない。5人が悪いわけじゃない。ただ、プリキュアを名乗る意味もない。『プリキュア』の続編に『5』を連ねることも、『5』が先代に『プリキュア』を持つことも、比較されるという点において互いにとってデメリットしか生まないんじゃないかと思います。
見る前からオワタ\(^o^)/するのも失礼なので1話視聴しましたが、アクションパートはしっかり削減。キック一発→必殺ビームで終了です。『無印』第1話で5分近く、教育委員会のいらんテコ入れが入った後であろう『MH』ですら4分近くは戦闘しているのに『5』1話はビーム込みでたったの3分です…。
いや『5』も面白いんですよ?どう考えてもサンペー声があってないとか淫獣2匹がイケメンに変身して腐女子相手にまで多様化とか。まだ1話しか見てないしこれからの激しい格闘パートに期待です。